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おんぱく「若女将会のたしなみ講座」

若女将会主催のおんぱくプログラム「長良川温泉若女将会のたしなみ講座」を11月23日にホテルパークにて開催しました。

メンバーが交代で講師を務め、女性として身につけておきたい初歩的なマナーを学ぶこの講座。おんぱくスタッフさんからの強いリクエストをいただき、初めての経験にとまどいながら、みんなで力を合わせて準備を重ね、この日を迎えました。

当日会場に入ると、トップバッターの柘植さんがひとりリハーサル中・・・1時間以上前から、直前特訓をしていたようです。

9時半に全員集合し、がんばろう!と声をかけ合い、参加者の皆様をお迎えしました。

10時にスタート。まずは典子さんよりご挨拶、その後メンバーの自己紹介。みな緊張の面もちですね。。。

 午前の部は、柘植&虫賀のホテルマンコンビで、『美しい言葉遣いと身のこなし』について。柘植さん、出張の合間に練習したという早口言葉のような発声練習、うまくいってよかったですね。

 

つづいて私から・・・まるでホテルの新入社員研修のような雰囲気。参加者の皆さんに名札をつけていただいていたので、ドキドキしながら何度か指名させていただいたのですが、とても積極的に発言してくださって、うれしかったです。

 何とか楽しく聞いていただこうと、2人で特訓した寸劇(!)を披露したり、ペアでの笑顔のトレーニングを交えて・・・そうそう、お着物での参加の方が多くいらしゃったのに驚きました。おかげで華やかな雰囲気を添えていただきましたよ。

さぁ、場所を美しい景色を臨むお座敷に移して、お待ちかねの昼食です。

 

和食のミニ会席を召し上がっていただきながら、愛子さんからお食事のマナーについてのお話しです。帯のもみじと、本物のもみじのコントラストが素敵ですね。

お話しのうまさではメンバーの中でもピカ一の愛子さん。お料理屋さんでのふるまい方を始め、お箸の使い方や器の扱い方まで、愛子さんの豊富な知識には、実は料理人である旦那様の力添えもあるようです。

お食事の後半は、自由に気兼ねなく召し上がっていただくフリータイムに。その間、メンバーは別室でしばし昼食&休憩・・・

休憩の後は、典子さんの登場。和室での基本的なマナーを、持ち前の癒しの笑顔と共にお話しされます。和室での立ち方・座り方は、意外と足腰の筋肉を使うんですよね。典子さんのように優雅にふるまうには、訓練が必要です。

 ふすまの開け閉めのマナーには、お部屋の中にいらっしゃる方への心遣いが表れているというお話しに、一同納得。

ラストを締めくくるのは、田中さん。旅館でもお正月などの行事の際に、お抹茶を点てている経験を生かして、お抹茶とお菓子の頂き方のお話しを。

当日は、鵜匠の家すぎ山さんの料理長お手製の特別な御菓子「里の秋」を用意してくださいました。後でいただいたのですが、中に栗が入っていて、秋の風味たっぷりのおいしいお菓子でしたよ。女性らしい淡い色合いにも心がなごみますね。

 

田中さんの流れるような動きに習って、お抹茶をいただきます。この時、屏風の裏では、皆さんの分のお抹茶を点てる係、お抹茶を運ぶ係のメンバーが入り乱れて、なかなか大変な作業・・・事前のリハーサル時、ここが一番の心配点でしたが、何とかうまくいきました。

・・・と時間どおり14時半にはすべての講座が無事終了。お帰りの際、参加者の皆様にたくさんの笑顔やあたたかいお言葉をいただけたことが何よりうれしく、本日一番の笑顔でお見送りをしました。

 最後にメンバー一同と支えていただいたおんぱくスタッフの皆さんといっしょに記念撮影。「あ~やっと今夜からぐっすり眠れる」と言った愛子さんの言葉が、メンバーの気持ちを代弁していました。

不安と心配ばかりで手探り状態のプログラムでしたが、何とか乗り切ったことで、私達自身も成長できたように思います。終了後の反省会では、無事終えた安堵感からか話しがはずみ、新しい活動のアイデアまで飛び出したりと大変盛り上がりました。

参加者の皆様、おんぱくスタッフの皆様、ホテルパークの皆様、ご協力いただきまして本当にありがとうございました。心より御礼申し上げます。

 


おんぱく「若女将会とめぐるパワースポット」

 11月11日に長良川おんぱくプログラム「若女将会とめぐるパワースポット」を

開催しました。

この日のお天気は曇りのち雨・・・。

あいにくのお天気でしたが、13名の方にご参加いただきました。

今年のプログラムも若女将会と語り部しずくさんの案内で金華山と岐阜大仏、

川原町をめぐります。

まずはロープウェイに乗って、金華山山頂へ。

金華山は日本三大風水の一つ「龍脈」という大地の気が流れる場所に当たるといわれ、

山全体がパワースポットだといわれています。

 

まずは一つ目のパワースポット、通称抱きつき岩。

こちらでは岩にぴたっと張り付いて大地のパワーをいただきます。

この岩は、山頂駅を出てすぐの分岐点を右へ進んだ場所にあります。

岩に張り付いて深呼吸をすると、すっきりとした気持ちになります。

参加者の皆様は、すすんで岩へ張り付いてパワーを充電されていましたよ。

目印は「苔が生えていない岩」です。ぜひ一度試してみてくださいね。

続いて、福閻魔堂へ。

こちらのお堂の中には、穏やかなお顔をされた福閻魔様が鎮座されています。

お参りを済ませ、お札とお守りを収めたところで雨がぽつぽつ降ってきました。

皆さん少し急ぎ足で山頂を目指します。

山頂では、渡り鳥のヤマガラを手なずけていらっしゃる方との出会いがありました。

ピーナッツを持って待っていると、ヤマガラがぱくっとピーナッツを食べに来ます。
(写真は、下見の時のものです。)

ヤマガラがおいしそうにピーナッツを食べている姿を見ていたら、

私たちもおなかがすいてきました。

一行は昼食会場のレストラン「ポンシェル」を目指します。

今回の昼食は天候の都合でお弁当から、

岐阜市のB級グルメ「信長どて丼」へと変更をさせていただきました。

実は、「信長どて丼」は今年の岐阜市のB級グルメのグランプリを獲得した金華山の名物です。

まろやかなお味噌のどて煮は、ご飯との相性がばっちりでした。

 

金華山展望レストラン「ポンシェル」さんは、絶景を望みながらお食事をすることができるので、

おすすめのレストランなんですよ。

おなかが満たされた後は、ロープウェイで下山し、

岐阜公園を通り抜け、正法寺へ向かいました。

岐阜公園では、11月25日(日)まで菊花展が開かれており、菊花展を見ながらの移動でした。

公園内を彩る菊はとても美しく、特に戦国時代の様子を再現した菊人形は見ごたえがあります。

続いての正法寺では大仏殿の中で参加者のお客様と記念撮影をしました。

正法寺の大仏様は日本最大の乾漆像。いつ見ても穏やかな顔をされていて、癒されます。

私たち若女将会メンバーも思わず笑顔に…!

こちらは、大仏殿の入り口近くに鎮座されている賓頭廬(びんずる)様です。

 

賓頭廬(びんずる)様はお釈迦様のお弟子さんであり、十六羅漢の第一の方でもあります。

現在は無病息災の仏様だと信仰されています。

自分の患部をなで、賓頭廬(びんずる)様の同じ部分をなでると、

病気がよくなると言われています。

お参りの際は、ぜひ賓頭廬(びんずる)様も参拝してくださいね。

続いては正法寺を後にして、一行は川原町へ…。 

こちらは途中に立ち寄ったふくろう絵工房。

ご主人手作りのオリジナルふくろうグッズが販売されています。

そして、二つ目のパワースポット、庚申堂へ到着。

 

庚申堂とは、斎藤道三の息子、斎藤義龍が建立した、お堂です。

庚申堂とは、庚申の日に皆が集まって、講を行っていた場所です。(庚申講)

庚申講は、中国の「三戸説」にいわれがあり、簡単に言うと、人間の胎内にいる悪い虫が

出ていかないように閉じ込めておくことを目的とされていました。

人間の胎内には、人間の悪行を四六時中監視している悪い虫がいるといわれています。

この虫は庚申の日に人間が眠った胎内から飛び出し

、悪行を神様に告げ口してしまうといわれており、

告げ口された人は寿命が縮んでしまうと信じられてきました。

昔の人は、悪行を告げ口されないように一晩中みんなで徹夜をしていたんですね。

江戸時代になると日本でも庶民の間に庚申講が広まり、各地に庚申堂が作られたそうです。

川原町の庚申堂では、最近ハート形の受け石が発見され、新たな恋に効くパワースポットとして

注目を集めています。

この日はあいにくお休みでしたが庚申堂の向かいにあるお店「木楽」さんの営業時間内には、

庚申堂の中にあるおみくじで運試しもできますよ。

庚申堂を出発すると、一行はゴールの鵜飼観覧船待合所を目指します。 

 

途中に立ち寄った十八楼さんの手湯。こちらでは、気軽に長良川温泉が楽しめます。

寒い日の散策に温かい温泉はが、じわーっと手を温めてくれました。

 ゴールの鵜飼観覧船待合所では、最後はみんなでじゃんけん大会。

きんかの愛子若女将と、じゃんけんで運試し。勝った方には、玉井屋さんの川原町ラスク、

長良ういろさんのういろうの詰め合わせをプレゼントをしました。

 

以上で、今回のプログラムは終了です。

今回は雨で肌寒い中でしたが、皆様と楽しくツアーが回れました。

ご参加いただいた皆様からは、また「岐阜へ来たい」というお言葉もいただき、

こういったイベントが岐阜へ来るきっかけになり、

多くの方にお越しいただけたらいいなと思います。

最後になりましたが、今回のツアーに携わっていただいた全ての皆様に御礼を申し上げます。

皆様、どうもありがとうございました。