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岐阜の「鯖寿司」を食べてみませんか?

2012年12月1日 | | Category グルメ, 活動報告

先日若女将会では、岐阜県本巣市根尾の名物の鯖寿司「さば物語」の試食会を行いました。

「海のない岐阜県で鯖寿司が名物?」と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、実は長良川温泉から車で約1時間、本巣市の根尾地区では、古くから鯖寿司を特別なご馳走として作って食べる習慣があり、今もその風習が大切に受け継がれています。

根尾地区は淡墨桜があることでも有名ですが、福井県の県境に近く、その昔、福井からの行商人の方が峠を越え、塩漬けのさばを運んでいたそうです。その後、さば寿司は保存の利くお寿司となり、根尾の人々の中に根付いていったといわれています。

今回試食させていただいた「さば物語」は建設会社の社長、根尾地区出身の黒田さんが昔食べた懐かしい味を再現し、町おこしへとつなげたいという思いからうまれたそうです。

さてお味はというと、「しめさば(緑のパッケージ)」と「炙りさば(赤色のパッケージ)」の2種類の味があり、どちらの味も甘めの酢飯に、肉厚な鯖がのっていて、食べ応えがありました。特に「炙りさば」は、鯖を香ばしく焼き上げているので、鯖が苦手な方でも食べやすいのではないか、と感じました。また、パッケージの裏側にはあたたかな文字で、「さば物語」の誕生秘話が書いてあり、みんなで楽しく読ませていただきました。

「さば物語」は本巣市内の道の駅「織部の里もとす」や岐阜市内の「旬の市」などで販売されおり、時々イベント等にも出展されているそうですよ。(詳しくはこちらをご覧ください。)

皆様も一度ご賞味いただいてはどうでしょうか。