客室乗務員さんの日本語。
岐阜グランドホテルの虫賀です。
今回は、話題を変えまして、私事ですがゴールデンウィークの体験をお話しさせていただきます。
もう1ケ月ほど前になりますが、今年のGWに岐阜県交響楽団の団員として、創立55周年記念海外公演のため、ウィーンへ行く貴重な機会をいただきました。
一番の目的は、ウィーン・フィルの本拠地‘ムジークフェライン「黄金のホール」’での演奏会でしたが、練習の合間にプラハとウィーンでの観光も存分に楽しみました。
もちろん(!)その時は仕事のことはすっかり忘れて旅を満喫しましたが、後から思い返してみて、私の仕事にも役立つかもしれないと思ったことは、「客室乗務員さんの日本語」でした。
帰りの飛行機「大韓航空」の客室乗務員さんがとってもきれいな日本語をお話しされていたのです。
「コーヒーはいかかがでしょうか」「お食事でございます」「お食事をお下げします」
発音も大変美しく自然で、日本人かと間違うほどでしたが、名札を見ると韓国の方。ちょっとした質問をしてみると英語で返ってきたので、基本的な接客用語のみ日本語を覚えていらっしゃるのだと推測できました。
長い旅からの帰りということもあり、美しい日本語と美しい笑顔にどんなにほっと気持ちがほぐれたことか。何ともいえない安心感から、ここちよいフライト時間を過ごすことができました。
これを自分自身に置き換えてみると、日本にお越しになる外国の方にも、私達スタッフが的確な美しい外国語をお話ししてさしあげたら、きっと喜ばれるのではないかなぁと思えたのです。
私も、英語はもちろん、最近増えつつあるアジアのお客様にお応えできるよう中国語や韓国語を、簡単な挨拶止まりではなく基本的な接客用語まで身につけたいなと、新たな目標ができた旅でした。
※写真は、上からプラハの聖ヴィート大聖堂、舞台から見た黄金のホール、シェーンブルン宮殿です。