研修旅行2日目は芦原温泉女将の会の皆様との交流会に参加しました。
芦原温泉女将の会は2004年7月に発足し、16件の旅館の女将と若女将、17名で活動をされています。最近では2月に、半世紀ぶりに節分行事を復活したことが大きな話題となりました。このほか、各旅館で出た蟹ガラを肥料として、農作物を育てる「蟹ガラプロジェクト」や、越前あわら・三国温泉博覧会でのプログラムの企画を行うなど、芦原温泉の活性化のために精力的に活動されています。
交流会では、芦原温泉や、女将の会の活動を紹介していただいたあと、昨年行われた、越前あわら・三国温泉博覧会での目玉プログラム、「旅館女将と芦原芸妓がおもてなし」を体験させていただきました。
写真はお座敷遊びのひとつです。じゃんけんをして勝った方が真ん中の太鼓をたたき、
負けたほうがぐるりと1回転します。どちらかが3回勝つと終わります。
この後、「イラッチョイ節」という福井の民謡をみんなで輪になって踊りました。
この様子は16日の中日新聞の記事でも紹介されました。
最後はみんなそろって記念撮影。楽しいひと時が過ごせました。
続いて行われた三国の「ソニョーポリ」というレストランでの昼食会では、おんぱくの話やこれからの活動のことなど、終始和やかな雰囲気で交流が出来ました。
そして交流会の最後は三国古い街並みの散策です。
三国は江戸時代に北前船の寄港地として栄えた港町です。
江戸時代から大正時代の古い建物が点在しています。
ボランティアガイドの池上さんが街の魅力を丁寧に解説してくださり、約1時間、散策を楽しむことが出来ました。三国では、こうしたガイドさんを事前に申し込むことができるそうですよ。
散策が終わると芦原温泉の女将の会の皆様にお見送りをしていただき、今回の研修の最終目的地、滋賀県の安土へと向かいました。
安土では、「ふな幸」さんで、織田信長公が安土城で徳川家康公をもてなしたときの料理を再現した御膳をいただきました。
御膳には鮒ずし、鮒のお造り、鯉の煮付け、鯛の焼き物など、当時は高級品として扱われたものばかり。当時の信長公に思いをはせながら、おいしくいただきました。
今回の研修旅行では、芦原温泉女将の会の皆様をはじめとする、多くの皆様のおかげで大変有意義な時間を過ごすことができました。
お世話になりました皆様に心より御礼申し上げます。ありがとうございました。