長良川温泉 若女将会

若女将とめぐる夜の川原町探訪

2011年8月28日 | | Category 活動報告, 長良川おんぱく

岐阜都ホテル 柘植です。
8月20日(土)に 長良川温泉泊覧会(通称:おんぱく)のプレイベント、
「若女将とめぐる夜の川原町探訪」が行われました。
お天気はあいにくの雨でしたが、
19名の方が参加してくださいました。
今回のコースは・・・、
ホテルパーク→護国神社→鵜飼観覧船造船所→川原町→岐阜公園を
めぐる約1時間半の行程です。
若女将会メンバーと「おんさい案内人」が
浴衣姿のみなさんと一緒に提灯を持ち、
スタートしました。
まずはスタート地点のホテルパークで、ホテルパークの山岡さんが、
名作「伊豆の踊り子」で有名なノーベル賞作家の川端康成氏と岐阜、
そして旅館の歴史について解説しました。
%E3%83%9B%E3%83%86%E3%83%AB%E3%83%91%E3%83%BC%E3%82%AF%EF%BC%97.JPG
皆さん、とても真剣に耳を傾けています。
実は川端康成氏は大正13年に発表された
「篝火(かがりび)」という短編小説の中で、
大正10年に訪れた岐阜での出来事を記しており、
この時にみなと館(現 ホテルパーク)にも訪れているのです。
このため、ホテルパークは川端康成氏ゆかりの宿としても有名なのです。
こちらは、護国神社での様子。
%E8%AD%B7%E5%9B%BD%E7%A5%9E%E7%A4%BE%EF%BC%98.JPG
そして鵜飼観覧船造船所前。
こちらでは、十八楼の伊藤さんがクイズを交えながら解説しました。
%E9%80%A0%E8%88%B9%E6%89%80%EF%BC%92.JPG
さて、突然ですが、ここでクイズです!
Q)鵜飼観覧船造船所では、今も昔ながらの船大工さんの巧みの技で
屋形船が作られています。
さて、1年に何艘の船が作られるのでしょうか。
答えは後ほどご紹介します。
そして川原町に差し掛かった頃、雨が強くなり十八楼でひと休み。
休憩を取りながら雨がやむのを待ちましたが、
残念ながら雨は強くなるばかり・・・。
急遽予定を変更し、十八楼の中で松尾芭蕉氏、川原町、
そして旅館の歴史について解説しました。
%E5%8D%81%E5%85%AB%E6%A5%BC%EF%BC%91.JPG
%E5%8D%81%E5%85%AB%E6%A5%BC%EF%BC%91%EF%BC%92.JPG
松尾芭蕉氏はなんと岐阜へ2度も訪れており、
2度目の滞在は1ヶ月ほどだったといわれています。
「おもしろうて やがてかなしき 鵜船かな」という有名な句も残されました。
と、いうことで今回の散策は悪天候のため、
残念ながらゴールの岐阜公園までたどり着けなかったのですが、
風情があり、ゆったりとした気持ちで散策ができました。
参加いただいた皆様、そして「おんさい案内人」の加藤様、
ありがとうございました。
10月に開催される長良川おんぱくでは、若女将会主催で
次のようなプログラムを企画しています。
◎10月2日(日)長良川温泉若女将とパワースポットめぐり
◎10月11日(火))長良川温泉若女将がてほどき 和のハーブティーブレンド体験
◎10月24日(月)・27日(木)))長良川温泉若女将と歩く夜の川原町散策
詳しくはおんぱくホームページでご覧ください。
皆様のご参加をお待ちしております。
最後になりましたが、クイズの答えです。
答えは2艘でした。
皆さん、正解できたでしょうか?