2012年7月9日 | 岐阜グランドホテル 虫賀 | Category 活動報告
7月5日(木)、岐阜県観光コンベンション協会主催で「新しい岐阜市の魅力を体験できる旅」と題したプログラムを、近隣のエージェントとメディアの関係者を招待して実施しました。
参加してくださったのは、合計20社、38名の皆さま。8月1日にオープン予定の『長良うかいミュージアム』の見学、10月に予定している『長良川おんぱくプログラム体験』、川原町散策など盛りだくさんの内容です。
私達若女将会の今回の役目は、夜の長良川鵜飼観覧のお手伝い。メディアの方々と観覧船に乗り、鵜飼のご説明をしながら、いっしょに舟遊びを体験します。お仕事だと分かっていながらも、舟遊び初体験の私は、内心わくわくしながら乗船所へ向かいました。
乗船所では、みなお揃いのはっぴを着てお出迎え。乗船前に鵜匠さんによる鵜飼の説明を聞きます。この日の当番は、杉山雅彦鵜匠でした。
杉山鵜匠が左手につかんでいるもの・・・お分かりになりますか?鵜飼の主役、鵜ですよ。このように実際に鵜を連れて、目の前で説明をしていただけるので、お客様は大興奮です。
いよいよ乗船。私達の船には、鳳川伎連の幇間、喜久次さん、舞妓の喜久雛さん、芸妓修行中の喜久朱さん、岐阜芸妓組合の芸妓、吟日乃さんが乗り、何とも華やかな雰囲気。出船とともに、太鼓と笛の雅な音色が船を包み、舟遊びの始まりです。
お食事もスタート。私の隣では富山テレビさんが、熱心に撮影をされていました。おいしそうに映っているといいな・・・
さぁ、舟遊びも本番。優雅な舞に皆さんすっかり魅了されています。カメラを構える手にも力が入り、もっときれいに撮りたいなぁと何枚もシャッターを切っていると・・・
おちゃめな喜久次さんが、カメラの正面でニッコリ。さすが人を楽しませるプロ!お話しも本当に楽しいですし、次々といろんな小技を披露してあっという間に周りの人を笑顔にしてくれます。
初体験のお座敷遊びもしましたよ。5円玉を使ったゲームで盛り上がったり、みんなで踊り?ながら歌ったり・・・誰でもすぐに気軽に楽しめるものばかりです。そして、最後には極めつけの芸を喜久次さんと喜久雛さんのダブルで披露・・・これは舟遊びをした人だけのお楽しみということで・・・ナイショです。ごめんなさい。
さて、合図の花火に続いて鵜飼の始まりです。暗闇の中で繰り広げられる1,400年の歴史を誇る古典絵巻。皆さん無口になって、見入っている様子でした。何度見ても、やっぱり長良川の鵜飼はいいなぁと思いますね。
あっという間に楽しい時間は終わり。鵜匠さんが観覧船の近くに船をつけて、後かたづけをしている様子を見せてくれます。鵜たちは船のへりにお行儀よく整列しています。
本日の収穫。鵜のするどいくちばしのあとがよく分かります。
参加していただいた皆さんに感想を伺うと、「長良川の鵜飼は想像以上によかった」「ぜひ舟遊びを紹介したい」「また仲間を誘って来たい」とおっしゃっていただきました。長良川温泉でしかできないこの舟遊び、ぜひ日本中の皆様に知っていただき、体験していただけるようPRに励みたいと改めて思いました。最後になりましたが、ご参加いただきました皆様、どうもありがとうございました。