2018年3月13日 | 岐阜グランドホテル 虫賀 | Category 活動報告
今年は一段と厳しかった寒さも、ようやく緩んでまいりました。
川沿いの桜のつぼみもふくらみ始め、遠くから見るとほのかにピンクに色づいているのが分かります。確実に春が近づいていますね。
お久しぶりの投稿となってしまいましたが、若女将会は地道な活動を続けています。
知子会長は、「世界農業遺産シンポジウム」「女性の活躍推進サミット」と、立て続けに大きなイベントでパネラーを務められ、3人のメンバーは、テレビ愛知「サンデージャーナル」に出演いたしました。
そして昨日は、私達が毎年実施している大切な事業のひとつ、旅館・ホテルスタッフのスキルアップを目的としたセミナーを、ホテルパークにて開催しました。
今年お迎えした講師は、岐阜県出身の薬膳料理研究家、谷口ももよ様。
東洋美食薬膳協会代表理事、全日本薬膳食医情報協会理事として、料理教室、講演会、企業へのレシピ製作、女性誌やメディアへの出演など、多岐にわたった活動をされています。
長良川温泉の名物として長年取り組んできた「美濃薬膳料理」を、さらに幅広い年代に興味を持っていただけるよう、ブラッシュアップするヒントをいただきたいという思いからお迎えしました。
セミナーのテーマは、『美食同源 薬膳で美しく 美食薬膳講座~長良から薬膳美人を~』 。
当日は当初の定員を越えて約40名の旅館・ホテル関係者が参加。
登場されただけでパッとその場が明るくなるような、チューリップ色のお召し物がとってもお似合いで、エネルギーに満ち溢れた谷口様の姿に、見とれた方もたくさんいらっしゃったのではないでしょうか。
お話しは薬膳の基礎から始まり、食材の性質、五臓・経絡・季節の関係、そしておすすめの美肌食材まで、内容の濃い90分間でした。
身体によいと言われる食材をだたやみくもに食べているだけでは、薬膳ではない。
食材の性質を知った上で、体調や天候、季節に合った組み合わせをして、様々な旬の食材をまんべんなく取り入れることが大切ということを強調されていました。
その後の質疑応答では・・・
愛子さん「春菊やふきのとうなど、旬のものだけど“苦い”などの理由で食べづらい食材を、ふだんの食事に取り入れるコツを教えていただけませんか。」
谷口様「春菊は生で食べるのがおいしいんですよ。オリーブオイルや胡麻をかけてナムルのようにするのもおすすめです。また、食べづらい食材は小さく刻んで混ぜご飯にしたり、味噌と合わせてお肉につけたりするとよいですよ。」
と丁寧かつ具体的にお答えいただきました。
個人的には、疲れに効き鉄分が豊富という棗(なつめ)と、むくみやシミ予防になるというハト麦を、さっそく日々の食卓に加えてみたいなと思っています。
あと、アンチエイジングによい黒胡麻やくるみ、潤いを保つ蜂蜜に・・・取り入れたいものがたくさんありすぎですね。
美濃薬膳料理にも、ぜひ役立てたいと思っております。
最後になりましたが、今回のセミナーの開催にお力添えをいただきました公益財団法人岐阜観光コンベンション協会様に御礼を申し上げます。
*谷口ももよ様の活動はこちらからもご覧いただけます→http://www.yakuzen-salon.com/